アメジストの妖艶なパワーには、多くの方が惹きつけられていますよね。
その魅力をより実感できるものとして、アメジストクラスターがあります。
アメジストクラスターは希少性が高く入手が難しいものですが、持っておくとその効果をより実感することができると好評を博しています。
では、アメジストクラスターとは一体どのようなものなのか?
このページでは、主にアメジストクラスターの効果や浄化情報について紹介していますので、ぜひご参照下さい。
目次
アメジストクラスターとは?
アメジストクラスターのクラスターとは、英語で群生という意味を持っています。
複数の水晶がひとかたまりになっているものを、パワーストーン用語でクラスターと定義付けています。
六角柱状の水晶が多く結合して、独特の形状をしているのが特徴です。
とても特徴的な形状をしていますが、これは人工に作製するのではなく長い時間をかけて石英の上で水晶が成長して形成されます。
それぞれの水晶からパワーが発せられるので、単体のアメジストよりも更に高い効果を得ることができます。
クラスターと原石は別物?
アメジストクラスターは、偽物でない限りは石英の上で生成されるので、簡単にできるものではありません。
綺麗な形状は、人工的に作り上げるわけでもありませんし、採掘されたものを加工することも基本はしません。
アメジストの原石は、採掘されたものを少し加工して丸玉にしたりしますが、その点でアメジストクラスターも原石の一種と言っても差し支えありません。
アメジストクラスターに関する基本情報
アメジストクラスターは、明確な定義はありませんが、基本的には複数の水晶が結合してできるものという認識で間違いありません。
とても高い効果を得ることができますし、鉱物学の観点からも見どころのあるストーンとして有名です。
では、具体的にどのような特徴があるストーンなのでしょうか?
効果効能や込められた意味
アメジストクラスターは、基本的な効果としてはアメジストと同じです。
ただ、複数の水晶が結合しているというのがポイントで、各々がアメジストのパワーを発しています。
また、各方面にバラバラになって先端が向いているのも特徴的で、各方面にパワーを充満させることができます。
アメジストクラスターは、マイナスなエネルギーを排除するという効果があり、更に邪気払いも可能です。
これにより、設置した場所に安心感を与えると共に、お守りとしての価値も高いストーンです。
マイナスなエネルギーの排除だけでなく、プラスのエネルギーを周囲に与えることができ、人生を生きていく活力がでてきます。
ご家庭だけでなく、会社などの単位で設置することで、その会社に幸運をもたらしたり仕事に必要となる集中力、感性を高める効果があります。
アメジストクラスターは調和をもたらすストーンでもあり、職場の人間関係を良くすることもできますよ!
このように、普通のアメジストよりも多くの人や場所に効果をもたらすという意味深いストーンとなっています。
鉱物学データや原産地
アメジストクラスターは鉱物学的に見ると、内容はアメジストと同じです。
アメジストの鉱物学的データは、以下のような特徴があります。
項目 | 詳細 |
---|---|
ストーン名 | アメジスト |
和名 | 紫水晶 |
結晶系 | 六方晶系 |
モース硬度 | 7 |
屈折率 | 1.54?1.55 |
比重 | 2.65 |
主な採掘地 | ブラジル ザンビア アフリカ諸国 ウルグアイ |
特徴的なのが”モース強度”です。
モース強度とはストーンの硬さを表す指標で、10段階で表示できます。
最も硬い10は、ダイヤモンドが該当します。
アメジストクラスターは、流石にダイヤモンドほどではありませんが硬度は高い部類に入ります。
但し、傷が目立ちやすいのが難点です。
お手入れや浄化方法について
アメジストクラスターは、他のアメジストのアイテムと違い、少し入り組んだ形状をしています。
入り組んだ部分には埃や汚れが溜まりやすい傾向があり、せっかくの綺麗なアメジストクラスターの美しさを失う恐れがあります。
設置場所を玄関とすると、尚更汚れやすいですので、こまめにお手入れしておく必要があります。
埃たたきなどで、定期的に埃を払っておくと、綺麗なコンディションを保てます。
どうしても汚れが落ちない場合は、石鹸水で軽く撫でるようにして洗うのがおすすめですが、ブラシなどでゴシゴシこすりつけるようにして洗うと、傷が発生するので注意してください。
アメジストクラスターの高い効果をキープするためには、浄化も適度に行う事が大切です。
一般的なアメジストの浄化方法としては、流水、日光浴、月光浴、煙、塩、水晶があります。
アメジストは紫外線に弱いという特徴があるので、日光浴はあまり適していません。
最も手軽に行えるのが月光浴で、一晩月光が当たる場所に設置しておくだけで浄化可能です。
セージなどの煙による浄化も、自身にもヒーリング効果がありおすすめですが、火を使うので危険です。
流水の場合、クリーニングと同時に行えるのが魅力的ですが、完了後はしっかりと水分を除去しないとアメジストクラスターの劣化を進行させる事も考えられます。
原産地別でみる特徴や性質の違い
アメジストクラスターは、主にアメジストを多く採掘できる国が名産地となります。
各採掘地によって、特徴が大きく異なりクオリティという意味だけでなく価格も変動します。
ここからは、主な原産地別の特徴や性質について解説します。
ブラジル産のアメジストクラスター
ブラジル産のアメジストクラスターは、比較的カラーリングが薄めですが、採掘量がとても多いのが特徴です。
日本で購入できるアメジストクラスターの大半がブラジル産であると言っても過言ではありません。
母岩にも特徴があり、表面がでこぼこしており強度が低く触ると崩れる事が多いです。
ウルグアイ産のアメジストクラスター
ウルグアイ産は、比較的カラーリングが濃いのが特徴ですが、色ムラがあるものが大半で上質なアメジストクラスターはごく少数です。
ブラジルに匹敵するほどの採掘量があり、日本でも比較的入手しやすいのが特徴です。
母岩はブラジル産よりも強度が高く、容易に見極めることができます。
ザンビア産のアメジストクラスター
上質なアメジストを多数採掘できることで知られているのが、ザンビアです。
かつては採掘技術が低く、質が高いのに出回るストーンは荒削りな物が多かったのですが、最近では採掘や研磨技術が格段に向上して、ザンビア産イコール上質なアメジストクラスターという認識が高まっています。
紫色が濃く、色ムラが少ないのが特徴ですが、アメジストクラスターの採掘量は極端に少なく、希少価値はとても高いです。
アジア産のアメジストクラスター
とても少量ではありますが、アジア諸国でもアメジストクラスターが採掘できます。
インドのヒマラヤ山脈において、赤茶色の土壌を色濃く反映させたピンクカラーのアメジストクラスターが採掘できます。
特に女性人気が高く、重宝されています。
他にも、中国の四川省では、針水晶とも呼ばれる美しいアメジストクラスターが採掘されています。
密集度が高くカラーリングも秀逸で、近年特に注目されています。
日本産のアメジストクラスター
海外でしか採掘できないイメージのあるアメジストクラスターですが、日本でも採掘可能です!
主に秋田県の荒川鉱山、亀山盛鉱山、栃木県の雨降り沢が有名ですが、透明度が高く見た目が美しいのが特徴です。
この記事のまとめ
アメジストクラスターは、見るものの心を豊かにしてくれる素晴らしいストーンです。
ブラジル産なら比較的入手しやすく、質も高いのでおすすめできます。
個人で楽しむだけでなく、ご家庭や職場単位でもその高いパワーを実感したいですね!
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